App EditorのUX向上に向けた取り組みと改訂

Oct 06, 2022

AppSheetでのアプリ開発の作業場となるApp Editor。

作業効率の向上に向けた作業がGoogle内で進展している模様です。今後、向こう数か月程度の期間に亘り、新しいUXが順次リリースさえる模様です。本日公開されたアナウンスメント原文はこちらです。



新たらしいUXは、Freeのアカウントから徐々に反映されることとなるようです。

まず注意したいのは、基本的に現在利用できる各種設定項目はそのまま維持された形で、個々の設定項目にアクセスするためのEditorのViewが改善されるという点です。既に現在のVIEWやDisplay、Layoutに慣れている方は当初困惑されるかもしれませんが、操作性が向上する点を鑑みれば、時間の問題で新たなレイアウト構造に慣れることができると思います。


まず今回リリースされたのは、新しい「SETTINGS」という項目。

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これまでメインメニューにあるDATA, UX, Behaviroといった各種設定項目にはOptionsといったタブが設定され、細目設定を行うことができましたが、それらを集約する形で新たにSettingsという項目を設置した模様です。
また各項目もリスト形式で画面左部に表示されるようになり、視認性が上がり、かつ容易に目的の設定項目にアクセスできるようになっています。😀👍

また、メインメニュー自体もアイコン表示だけとなり、Editorの中心部(作業する場所)のスペースも拡大されている点も改善点です。

加えて、こちらは今回リリースされる新たな機能となりますが、これまで、スライスからViewを作成しようとした場合、まずData メニューのSliceタブからスライスを作成。その後View設定の画面に戻り、VIEWの生成元となるデータとしてSliceを指定するという作業の流れでしたが、新機能によりView設定画面の中で、新たにSLICEを作成できるようになっています。こちらも作業効率の改善に寄与する機能です。

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現状のUX(Legacyと呼ばれます)と新UXを切り替える機能も暫定的ではありますが、設置されているようで、新旧のUXの切り替えを行いたい場合は、Editor上部のメニューにあるアイコンをクリックすることで切り替えができるのでお試し下さい。
以下画面の緑枠内のアイコンです。
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更なる更新・刷新が予定されていますので今後も注目していきたい改訂です。