⚔️『ノーコードの戦い』勃発か?

Mar 13, 2021
 

アマゾンがAPPSHEETの対抗馬となる(?)ノーコードでのアプリ開発プラットフォーム「Honeycode」を発表しました。

 

これでGoogle, Microsoft, Amazon, OracleといったITメガ企業の商品ラインナップにノーコード(もしくはLOW CODE)を基本とするアプリ開発サービス・プラットフォームが出揃いました。ね〇¨っち的に今を表現をすれば、「整いました!」でしょうか?

 

App MakerからAppsheetに乗り換えたGoogleを筆頭にマイクロソフトのPOWER APP, ORACLEのAPEX。これに加えて最大手の一角のAmazonがこの度HONEYCODEを発表。この分野でのサービスの本格展開を宣言したわけです。

 

役者が出揃い本格的、且つ激しい戦い⚔️の幕開けと捉えて間違いないでしょう。

 

マーケットには数知れぬほどの「ノーコードアプリ開発プラットフォーム」もしくは類似のサービスが提供されています。但し、その対象とする分野が異なるものもあり、アップシートとの単純な対比が適当ではないサービスも多く存在しますので,ここではアップシートが対象とする「業務・ビジネスアプリ」の土俵で頻繁に対比される各種サービスを独断と偏見で「馬柱表」風🏇にラインナップしてみました。(日本で認知されているであろうという視点も含んでいます)

 
 
 

まだまだ沢山ありますが、右手と左手で数えられるものだけを列記してもこの数です。

 

アップシートにとって、またアップシートをベースツールとしてサービスを提供する弊社として脅威となるか?まったくそうは感じておりません。なぜならAppsheetの相対・絶対的有利な立場は今後も変わらないからです。

 

ビジネスアプリには、ユースケースに応じた「複雑なロジック」を実装できるか? が評価の基準として重要です。

 

「全く対応できません」という回答・結論に落ち着いた時点でEND OF STORYです。アップシートには数多くの「関数」が用意されており、これらをユースケースに応じて構築・組み込むことで、極めて複雑なロジックも動的に機能として実装することが可能。ノーコードツールとして分類、紹介されることから一般的なアップシートの世界を知らない人間からは「CODINGの世界には勝てない」といった評価を受けるかもしれませんが、完全なる誤認でしょう。🙅‍♂️ 端的に申し上げれば、アップシートは「アップシートという独自言語」を操ることにより、コーディングの世界とそん色ない奥深さを実現した稀有なツールなのです。

 

頓智的な表現となってしまうかもしれませんが、「アップシートというコードをノーコードとして実現した」??🤔 。新たな世界観といえるかもしれません。但し、この世界観もそこに深く足を踏み入れた人間しか体感できない感覚。他のツールには見られないアップシートの核となる一面です。弊社では数年来、アップシートを利用しての業務アプリ開発を手掛けておりますが、お客様からの細かな要望事項を「アップシートの関数」に変換できなかった、というケースは記憶にありません。

 

加えてアップシートが他社サービスと比較して有利となる側面として、Googleチームの一員となり昨今多くのユーザーを獲得している業務系アプリ、G Suiteを始めとした各種サービスとの連携🤝が標準機能となる点。

 

AMAZONにはGmail, Googlesheet, Google Docといったビジネスアプリケーションは存在しません。APEXを展開するオラクルしかり。対抗馬はパワーアップを展開するマイクロソフト。

 

業務系アプリ📱は、その発展的な用途として外部アプリとの連携が必須です。単純な例では、アプリからメール配信。データのインポート・エクスポート。無限の拡張性が担保されたものでなくてはなりません。アップシートはGoogleのサービスながら、マイクロソフト社の各種製品との互換性も高く、ONE DRIVEとの連携や、SQLサーバーへの接続など深い次元でのインテグレーション🤝を既に実現しています。

 

1月のGoogleによる買収以降、グーグルから大挙してエンジニアが訪れ、セキュリティーの強化、UIのアップグレード、各種グーグルサービスとのインテグレーション強化に向けた作業が進んでいます。数か月以内にはさらにパワーアップ💪したアップシートが拝めるものと期待感しかありません。

 

話を振り出しに戻します。アップシートでのアプリ開発をサービスとして展開させていただいる弊社もアップシートのユーザーに過ぎません。ユーザー視点からすれば、サービス競争の激化は、ネガティブに捉えるものではなく、サービスの向上につながる極めてポジティブなトレンドです。競争が激化すれば、相対有利性を保つために、投資を含めた多くのリソースが割かれることになるでしょうから開発サイクルの短縮化や新たな機能の実装といった目に見える形でユーザーメリットとして恩恵を受ける結果となるでしょう。🎉

 

弊社としましては、周りに踊らされることなく、従来通り研究開発を続け、世界でも指折りのアップシートパートナーとして、より高度かつ利便性の高いアプリを開発、提供すべく日々精進するのみです。💪

 

横綱、大関の昇進挨拶のような終わり方となってしまいましたがご容赦を。ご高覧有難うございました。🙇‍♂️

 

アマゾンの新サービス、Honeycodeについては、時間を見つけて実際に触れてみての感想も投稿できれば思います。